2017年11月16日木曜日

平成30年 測量士・測量士補試験に向けて~測量士編~

今日は、今年5月に受験した測量士試験に合格するために
具体的にどのような勉強をしたのか書きますφ(。。*)
これから受験される方の参考になればと思います。


この試験は簡単に取れるものではありませんが、
みなさんが言うほど取るのが難しい試験でもないと思います。

筆記試験のみで65点以上取れば誰でも何人でも合格するんです。
(実際の配点は、1400点満点中択一式が350点以上、
かつ択一式と記述式で合計910点以上で合格)

どんな試験でもそうですが、
「難しい!絶対に取れない!」と言う人には取れません。
本当にただそれだけだと思います。

↓長文になるので、本題は続きに書きます↓




さてさて、
測量士補試験の教材や講座が迷うほどあるのに対し、
測量士試験の教材や講座は、公益社団法人日本測量協会の他にありません。
ですので講座を受けるのなら選ぶ余地はありません。

↓リンク貼っておきますね↓


               
選ぶ余地は無いのですが、この通信添削講座、12月から始まり、
一週間に一度添削問題を提出することが標準となっていますノ)゚Д゚(ヽ
(今年から択一問題に関してはeラーニングが取り入れられるらしく、
昨年の講座とは提出頻度も変わるかもしれませんが・・・)

ネットには、
年度末にかけての忙しい時期に添削問題の提出は無理!
講座でも使われるテキストだけを買った方が良い。
という書き込みが多く見られました。

ですが私はやはり、テキストだけの勉強では不安で、
通信添削講座を申し込みました。

問題の提出は、週一でなくとも、まとめても良い。
遅れても良いから必ず提出を。とのことでしたが、
分厚いメインテキストの内容を見てフリーズノ)゚Д゚(ヽ

測量士 受験対策 テキスト

コレ、やらなきゃ、ダメ?(-公- ;)

これは写真測量の解説ですが、見たら全くヤル気が失せ(笑)
課題を提出するどころか勉強もする気になれないまま、
年が明けて今年2月下旬、全ての添削問題の解説と解答が送られて来ました。

正直これがありがたかったです!ヽ(*゚ω゚)ノ 

28年度業務も落ち着いてきた、3月19日。

試験まであと2か月しかない!!ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!

ということで我に返り(笑)
ここから2か月間集中して勉強しました。


まずは送られてきた解説を見ながら添削問題を一度全部やりました。
その上で、午後の記述式選択問題をどれにするか検討しました。
この選択を試験当日、問題に目を通して決める方もおられるようですが、
私にはそんな余裕は無いのでΣq|゚Д゚|p しっかり狙いを定めて勉強しました。

私にとって難しいところは、この午後の記述式問題にありました。
午前は28問の択一式問題で、これはもう士補試験と同じ要領でクリアできます。
ですが記述式問題は、問題の意図を理解し、
自分の言葉で指定された文字数にまとめなければなりません。
本当に理解していないと答えられません。

この午後問題を解く事に重点を置いたので、
午前の計算問題はほぼ捨てました(笑)

計算問題は午後よりも午前の方が数段難しい・・・ρ(-ω-。)
(実際今年の試験は午後の計算問題は簡単なのが多かった)
限られた勉強時間の配分を考えると、理解するのに時間が
かかりそうな難解な計算問題は捨てようと思いました。

投げた計算問題が試験に出たとしても、午前なら5択なので
適当に1個マークシートを塗りつぶしときゃいいんです。
運が良ければ当たります(笑)

がしかし、だからと言って計算問題も
全て放り投げては合格できません・゚・(ノ∀`;)・゚・

ですので、毎年必ず出題されている問題に目を付け、
その問題だけは必ず解けるよう、解き方と公式を完璧に記憶しました。
クロソイド曲線や空中写真測量の計算などは時間をかけて理解し、
どのパターンで出題されても絶対に落とさないよう何度も解きました。

記述式問題に関しては、過去5年間の問題を3回繰り返して解いて書きました。
最後は自分の言葉でほぼ模範解答が書けるところまでやりましたφ(。。*)

あとはヒマさえあれば作業規定の準則をひたすらガン見!!(o_o)!!

このように午後問題はかなり真剣に机に向かって勉強しましたが、
午前問題も完全スルーってワケにはいきません、当然。
取れそうな計算問題を押さえると同時に、
知識問題に関してはコチラのサイトの〇×問題を、
毎日夜寝る前に横になってiPadで30分程解いて寝ました。


このサイトはご存知の方も多いと思いますが、本当に良い勉強になります!
測量協会の過去問題集の解説で意味がわからないところは、
こちらのサイトの解説を参考にしました。
余計な知識や計算は省き、なるべくストレートに
簡単に解答できるよう解説されています。

ネットで過去問題を解説しているいくつかの他サイトも見ましたが、
全て正しい解答・解説がされているかは正直疑問でした。
過去問題の解答をネットで探すなら、
まずは国土地理院が公開しているものを確認した方が良いです。

そして写真の測量協会のテキストですが・・・
見るとヤル気が失せるので、ほとんど見てません(笑)
あの写真のページはおそらく、空中写真測量の、
撮影高度が異なる場合の縮尺のことを書いているような気がしますが・・・
(↑違うかも・笑)
その計算ならあのページを理解しなくても解けます。

通信添削講座を受講すると、この分厚いテキストを全部やってやろう!
と意気込む方もいらっしゃると思いますし、
やらなきゃダメかな?という気には誰でもなります。
私個人の考えですが、このテキストはあくまでも参考書であり、
絶対やらなきゃいけないものではないと思います。

絶対やらなきゃいけないのは、やはり過去問題を解くことです。
ですが過去問題だけならネットで入手できますし、
わかりやすい解説をしてくれるサイトもあります。
通信添削講座を受講しなくとも、やり方次第で十分合格はできると思います。

このような2か月間の勉強スケジュールで、
択一式問題は28問中20問の500点取ることを目標にし、
あとは力を入れた記述式問題で910点に届くよう頑張ろう!
という計画を立てました。

結果、択一式で21問正解しており、
記述式の必須問題と選択3(写真測量)は、
ほぼほぼ解答することができました。

できると思っていた選択4(地図編集)は
ヤマが外れあまりできず・゚・(ノ∀`;)・゚・
(GISに関する問題が中心でした)

あとから振り返って見ると、選択は2(基準点測量)か5(応用測量)でも
できないことはなかったなと思います。

選択はやはり運もありますね!



最後に余談ですが・・・

先日、今年の土地家屋調査士試験の筆記試験の合格発表を見ました。
そしてその合格点の高さに驚愕ΣΣ(゚д゚lll)

81点ですよ!

(筆記試験午後の合格点。この後口述試験があり最終結果が出ます)


内容も合格基準も違いますし、比べるのもどうかと思いますが、
最初に書いたように、測量士試験は筆記試験のみで65点以上
取れば誰でも何人でも合格します。

周りになんと言われようと、

何が何でも絶対に取る!!(#`皿´)!!!

という、ブレない強い気持ちがあれば絶対取れます!

今の世の中は資格資格、
とにかく資格を持っていることが重要視されますが、

その人が持つ技術や経験に勝るものは無いと思います。

私もこの結果に驕ることなく、
自分の求められる技術を高めていこうと思います。

えーまずは、
会社の掃除から( ̄∀ ̄)

忙しくなると掃除がね~なかなか・・・
掃除の技術を高めないと(笑)