2022年5月23日月曜日

リモートセンシングと測量士の存続危機?

 私どもが主に請け負っている地籍調査(国土調査)
近年は土地所有者の高齢化や
空き家問題に伴う不明所有者の増加など、
マニュアル通りには調査を進められない要因が増えています。

このような問題の中の一つである、
山村部における調査に対応する技術が進んでいます。
山の中に調査対象区域があり、
現地で境界を確認することが困難な場合、
リモートセンシングという技術での調査・測量が始まっています。

簡単に言いますと、
現地での立会いの負担を軽減する
という事です。

すごく簡単に一言で済ませましたがw
これを適用するにはいくつか条件があり、
そのための設備と技術が必要になります。

というわけで、社内で技術講習会が行われました!


若手社員を中心に、実践法を学びました。


さて、先日、弊社がお世話になっているある方が、
「測量士は20年後には必要なくなりますよ!」
とおっしゃってました。

いやいやいや、ここ全員測量士やっちゅーの!( ゚Д゚)!
とツッコミたくなりましたがw

そのような取得するのに手間のかかる資格はなくとも、
器械化により誰でも測量が可能な時代はもう来ているということです。

測量専門学校を卒業し数十年。
測量士となり数々の困難な現場をこなし、
今日に至っているK常務は、
どんどん自動化されていく測量機器にご不満のご様子。

「そんなの全然おもしろくねぇ!!
器械が盗まれんよう、見張るだけや!
ガードマンや!!ヽ(`Д´#)ノ」

現段階ではもちろん、測量法第48条、49条により、
技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、
国土地理院に登録された測量士又は測量士補でなければならない。
という事が定められており、
測量士が一人以上いなければ測量会社は成り立たず、
測量士でなければ仕事は契約することができません。

これが覆される未来がやってくるのか?!
あなたは、どう思いますか?